手と足が不自由になって、
歩けなくなりました。
土を掘ることもスキーをすることも、
出来なくなりました。
でも、神様ありがとう。
あなたが持たせてくれた、
たった10グラムの筆ですが、
それで私は花を咲かせたり
雪を降らせたり出来るのです。
神様本当にありがとう。
星野富弘「難転」JAF3月号掲載
星野富弘さんの、
雪に押しつぶされそうになりながら、
強く赤く実るなんてんと、
添えられた詩には、
自分の運命を受け入れ
困難に打ち勝った人が持つ
強さとやさしさが溢れている。
「神は乗り越えられる試練しか与えない」
捉え方によっては
説得するのに都合が良くて、
何かをすり替えた様にも聞こえる
この言葉。
けれども
アトリエに相談に来られる方々が、
この言葉を口にした時は、
「大丈夫、きっと良い方向に行く!」と確信する時で、
辛い時には自分の人生を、
恨んで人のせいにして、
とことん逃げる事に慣れてしまったら、
耐える力も超える力もなくなって、
神様にも運にも人にも見放される。
小さくて頼り無くても困難に、
立ち向かう人には「頑張れ」と、
エールを送ってくれる人もいて、
見えないオーラーという物が
あなたの困難をきっと後押ししてくれる。
意外にも、
人は頼られるのがとても好きで、
時々は手伝ってもらう事も必要で、
信頼できる人たちに、
「ありがとう。お願いします。」と
頼んでみる事もしてみよう。
してあげる事とされる事で
幸せの形は出来ている。
ねぇ、そう、思わない?
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