明るく強く前向きな主人公と、
個性的な俳優が登場して、
何かと笑える

ドラマの大阪弁でいうなら、
「ごっつう」気に入って見ている。

実は私にとってのカーネーションは
少々悲しい思い出としてある。
小学校の低学年の頃、
母の日の児童らには、
「おかーさんありがとう」の文字が添えられた
赤いカーネーションの造花が配られた。

ほとんどが赤い花をもらう中で
一人うつむきがちにしているMちゃんには
白いカーネーションが配られた。
「Mちゃんって、お母さん死んじゃって居ないんよ。
そう云う子には白いカーネーションなんだよ。」
「・・・そうなんだ・・・・・」
彼女とは仲が良いわけでもなくて、
ほとんど言葉も交わさなかった事もあり、
お母さんが亡くなった時の事や
どんな人だったかを聞くことは決してなかった。
肩を落として下校する彼女の後ろ姿。
あまりにさみしげで見るのが辛かった。
あ、あんまりだ・・・。

もし、
現在の私があの場にいた教師だったなら、
「お母さんはどんな人だったかな?
色でたとえるなら何色かな?
やさしいピンクかな?元気な黄色かな?」
そうして、そのイメージの花の色を渡してあげたのに・・・。
いやいや、
亡くなっても生きていてもお母さんはお母さん。
てやんでぇ〜。
全員が赤いカーネーションでいいのだぁ〜。
Mちゃんは今どこでどうしているのか知る由もない。
母親になり、家族や孫?にも囲まれ
幸せに暮らしていて欲しい・・・そう思う。
