ようやくホッとしたのもつかの間で、
ぬ、ぬあんと
猫たちがたて続けに病気になった。
最初はピーちゃん。
急遽、動物病院で点滴と血液検査。
先生曰く。
「どうも猫エイズの疑いが濃いようなぁ〜」・・。
それでも、点滴のおかげ?であっと云う間に元気になった。
ところが、
今度はウルの様子がおかしくなり、
再度病院へ行き治療をするも・・・。
ぴーちゃんの様にとは行かなかった。
点滴が全く効かないのだ。
2回目の点滴も効果無し。
ウルは全く餌もたべず
毎日吐き、下痢が止まらず、みるみる痩せて行く。
3回目の点滴の際に専門機関での検査を求められ、
ようやく「膵炎」と診断された。
先生曰く。
「猫の絶食は、犬と違って肝臓へのダメージが大きくて、命取りになります。
点滴しつつ、ミルクや介護食を強制的に与える必要があります。
猫用ミルク等5ccを2時間ごとに口から流し込んで下さい。
吐く様でもひるんではなりません。根気良く、根気良くです。」
それがどれほど大事な事かは解っていても、
時計とにらめっこの拷問に近いミルク療法は辛い。
頼むから飲んで・・・とスポイトでミルクを少しづつ押しこむ。
夫の前でぼろっと弱音を吐いたなら、
「お前の葛藤よりも、ウルの命を救うのが優先だぞ!」・・・と。
連日の車での通院と看病で、
もう何も手が付かない、考えられない。
それでも食べなければと用意した昼食はうどん。
あ〜、これって弱ってる時の私の定番食なんだなぁ。
視界からは色が消えた・・・。