TVでのみしか解らない東北はとても遠くって、
被災地には相変わらずの景色が広がっている。
先日、被災地企業のボランティア講師として招いてくれた、
企業さんから届いたお礼の荷物。
添えられていた手紙には、
「復興には程遠い景色が今だに目の前に広がっているけれども、
被災前の従業員を解雇せずに全員を雇用致しました。
頑張って皆で力を合わせて前進して行きます。」
・・・そんな風に書いてあった。
全員雇用・・あ、あまりにも立派過ぎます。
それにひきかえ、
聞こえてくる「復興・再生・絆」等の言葉たち。
所詮安全な場所で暮らす者たちの作った
都合の良い言葉に聞こえるのは
私だけなのでしょか?
いただいた気持ちに戸惑いながらも封を開け、
「ありがとうございます。今夜は豪華にふかひれス-プで頂きます。」
東北の桜の開花ももう間もなくですね。
どうか、今年のさくらが去年より、
穏やかな気持ちで見られますように・・。