再びゲ-ジにいれる事は絶対いやだった。
腸癒着を防止の為の食事後・下剤強制投与で、
(この後10日近く続けなければならなかった)
ピーは下痢便を垂れ流しながら、
家じゅうをよたよたと徘徊した。
食卓椅子のクッション、
リビングやサンルームのソファー、
テーブルの上と、
ピーが乗りそうな全てに新聞紙がのせられ、
真冬だったこともあり、
炬燵には布団変わりにブルーシートがかけられ、
家の中は工事現場になっちまった。
ぴーの肛門は下痢便でただれ、よれよれ。
かわいそうでかわいそうで胸がつぶれそうだった。
急ぎ薬局で消臭剤や殺菌スプレーを買いもとめ、
お掃除とお尻のケアの為に、
後をついて回るので、
食事や家事や睡眠もままならずとも、、
ひとしきり徘徊した後に、
安堵と幸福感に満ち、
炬燵で眠る姿がいとおしい。
「ぴーちゃん、母さんあきらめないよ。
絶対病気直してあげるから」と
誓うたびに涙がこぼれた。
けれども、
ピーと私が戦う相手は、
テレビで見た
屈強なスポーツマンさえも負けた、
最強の相手の癌なのだ。
ご飯を全然食べてくれないよぅ。
あ〜又吐いた。
あ〜外へ行きたいと泣いているよぅ。
あ〜ウンチがまだでないよぅ。
ピーの一挙一動が気になってしかたなく、
毎日心臓ドキドキが止まらない。
一番しんどかったのは、
強引に下剤を飲ませる事ではなく、
連日の車通院だった。
運転免許なんて絶対取るはずなかった者が、
しかたなくとってはみたものの、
運転においてはからっきし意気なく、
急変する病状に
「行きたくない」と泣くピーに謝りながら、
昼夜問わずの国道6号を怖々と走った上に、
病院の狭いスペース駐車もクリアしなければならなかった。
ストレスは超マックス!!
来る日も来る日も、
パソコンで
ペットの癌治療法の情報を集め続け、
会う人毎に、
自らに確認させるがごとき、
ネットで得し情報をしつこ〜く語り、
ついには異常と扱われ、
夫からは主語なし「猫ばっかし会話」とあきれられ、
気付けば髪は伸び、
化粧もせず、
買い物にでかけたスーパーでは
買う意欲なくした、
幽霊の様にさまよっていた。
「や、やばいなぁ。
こんな時癌検なんかしたら絶対ひっかかっちまう〜ぅ!」
(恐ろしやぁ〜!!この予感は後に当たってしまうのだぁ)
色々買って読み、
とん挫していた手作りご飯も再チャレンジ。
ピー日記をカレンダーに毎日書き込む。(記録することは無用な不安解消に効果あり!)
色々買い、
核酸が良いと知り、鮭の白子と動物用核酸買ったけど、ちょっとだけ食べさせるも頓挫。
猫本来の食事⇒人も食べられるという高級フ―ドのカナガンとファインペッツを購入。
ファインペッツはビタミンCも入っていて体への吸収率とても高くピーのお気に入り!
色々実践してみて、
きのこエキスだとガン細胞を活性化をさせてしまうが、
食するならOKとの事で、干して砕いて毎食食べさせた。
ぴーも大好き!!温熱療法!!
玄米+ぬか+塩で作ったぬか袋はをチンして毎日腎臓や首を温めてあげた。
これも温熱療法。外出時はピーのお気に入りの場所に湯たんぽを入れてあげた。
結局散財しただけのものもあり。
MDフラクションはリンパ腫にはNGと知り、雪国まいたけMDフラクションも結局中止。
私が飲むかぁ〜?
そしてようやくようやくたどり着いた乳酸菌と云う選択!!
その名も世界最高の免疫乳酸菌 EF2001⇒⇒動物用乳酸菌JIN!
飲ませて4日目で、
す、すご〜い!!
ピーは劇的な回復を見せはじめた。
ピーはごっつう元気です。ねえ見て見てぇ〜! 肉球の色がピンクになって来たよぅ